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平安貴族の雅びを体験

7月の彩り香のおけいこでは、平安時代の女性にスポットを当てました。
平安時代といえば、十二単。
この色合わせのすばらしさもさることながら、もう一つの重要なアイテムは「香り」です。

男性も女性も、自分好みの香りを創りだし、それを着物に焚きしめて「自身の香り」にしていました。

十二単というと、十二枚の着物を重ねて着ていたのだと思い込みがちですが、実は十二というのは「たくさん」という概念を表現したものなのです。「栄花物語」などにも、ある女房が重ねることに凝って20枚以上も着こんだがために、重さで歩けなくなったという記述も残っているそうです。

 

たくさん重ねた「かさねの色」も、ただ単に、自分の好きな色の組み合わせでよかったのではなく、そこには歴然としたルールがありました。そのルールは、知っていて当たり前の教養でもあったのです。使ってよい色、悪い色、その人の身分、季節、場、そこに集う人の顔ぶれ・・・・

いろいろな制約を踏まえての自己表現でセンスを競うこの時代、意外に大変だったのかもしれませんね。

 

自己表現の究極が、衣につける香りだったのかもしれません。

平安時代は「ねり香」が大流行。

その「ねり香」を、今回のおけいこの制作体験にしています。

 

みんなで、スリスリねりねり・・・・

練れば練るほど、つやが出てきて、美しいぬばたま色の香が出来上がります。

創っている最中が、また、よい香りに癒されて、その出来上がりにワクワク・・・・・

 

今月は、あと一回、7月28日(土)の午後、ねり香を創る機会があります。

気になる方は、ぜひお問い合わせを!!

 

彩り香

藤田たかえ でした