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弁柄(ベンガラ)色

弁柄色って、どんな色がご存じですか?
少し暗い目の赤い色、ベンガラ格子なんてものもありますね。
日本でも古くから使われている色ですが、今回、私が見つけたのは北欧の国でした。

フィンランド・スウェーデン・ノルウェイ・デンマーク

この北欧4か国を回る旅で、緑に映える赤い壁の住宅は、とっても北欧らしさを感じることのできるものでした。かわいいけど落ち着いている、あの赤には、何か意味があるのですか?と案内してくれた現地のガイドさんに尋ねると、木の腐敗防止ですよ、と教えてくれました。材料は酸化鉄の色。ということは「ベンガラじゃないですか!」

銅を精製するときに採れる酸化鉄による「赤い色の街」は岡山県の吹屋が有名ですね。

以前に訪れた時には、たまたまご一緒した方が「朝日ペイント」にお勤めで、その塗料のことをいろいろ教えてくださったのでした。

木造で造られた家屋に、雨がしみこむと腐敗のもとになるから、その防止と虫よけに、この酸化鉄はとても有効で、この街から日本全国に届けられたということでした。

同じ目的で使用されたこの色ですが、当然、家のカタチが違えばイメージも変わるというもの。

ベンガラ格子なんて風情のある使い方は、日本らしいといえるかも?

それぞれの魅力に貢献している色です。

とっても北欧らしい!!と感じる建物の色が、実は、日本でも古くから使われていた色だということに、ちょっぴりうれしくなりました。